大塚グループ

グループ紹介

大塚グループは、実力と長い歴史を持つ百年企業です。大塚グループの歴史は、1921年(大正10年)、大塚武三郎氏が徳島県・鳴門に大塚製薬工業部(現株式会社大塚製薬工場)を設立したことから始まります。小規模な化学原材料のメーカーとしてスタートした大塚は、1946年に輸液・点滴注射液の製造・販売を開始し、製薬業界に参入しました。1950年、大塚製薬工場は有機化学部門を分離し、大塚化学製薬株式会社(現大塚化学株式会社)を設立しました。1963年、大塚はがん分野に特化した大鵬薬品工業株式会社を設立し、1964年には大塚製薬株式会社を設立しました。多くの分野における研究開発・生産企業として、大塚グループは確かな一歩を踏み出してきました。

大塚グループの海外事業は、1973年にタイ大塚製薬の設立およびアメリカのオフィス設立から始まりました。その後、大塚製薬株式会社を中心に、大塚グループは積極的に海外事業の展開を推進してきました。1981年、当時の中国医薬工業公司と中国大塚製薬有限公司を設立しました。2003年には、中国地域の本部機能を持つ大塚(中国)投資有限公司を設立しました。2008年、大塚ホールディングス株式会社が設立され、2010年に東証一部に上場しました。2022年12月末現在、大塚グループは、世界32ヵ国・地域に196社が展開し、約47,000人の従業員が働いており、医薬品、ニュートラシューティカルズ製品、化学原材料、生活用品、医療機器、環境などの様々な分野に参入しています。

「医療関連事業」と「ニュートラシューティカルズ関連事業」は、大塚グループのコア事業となっています。人々の健康に貢献するため、大塚グループは革新的で創造性に富んだ製品の研究開発、製造・販売に積極的に取り組むとともに、企業文化を育成し、地域社会や自然環境との調和の取れた発展を追求しています。

今後も、大塚グループは「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」という企業理念のもと、大塚の遺伝子である「流汗悟道」「実証」「創造性」を受け継いで、世界の人々の健康に貢献し、なくてはならない企業となることを目指して努力してまいります。

  • 設立

    1921

  • 従業員数

    47,000

  • 事業拠点

    32ヵ国・地域

  • 営業収入

    17,380億円

4つの事業セグメント

  • 医療関連事業:11,379億円
  • ニュートラシューティカルズ関連事業:4,370億円
  • 消費者関連事業:359億円
  • その他の事業:1,273億円

(このページに掲載されているデータは、2022年12月末現在のものです。)

企業文化

企業理念

世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する

大塚グループはこの企業理念のもと、大塚の遺伝子である「流汗悟道」「実証」「創造性」を受け継いで、「大塚だからできること」「大塚にしかできないこと」を日々実践しようと努め、革新的で創造性に富んだ医薬品や機能性飲料・機能性食品などの幅広い製品・サービスを通じて、世界の人々の暮らしをサポートしてまいります。大塚グループは、健康に携わる企業にふさわしい文化と活力を育み、グローバルな視点から地域社会や自然環境との共生に配慮し、人々のより豊かで健康な暮らしに貢献したいと願っています。

目指す姿

世界の人々の健康に貢献する、なくてはならない企業

大塚グループは企業理念の実現を全ての企業活動の根幹に、疾病の診断から治療までを担う「医療関連事業」と日々の健康の維持・増進をサポートする「ニュートラシューティカルズ関連事業」の2本柱を中心に、「世界の人々の健康に貢献する、なくてはならない企業」を目指して事業を展開しています。今後も「世界の人々の健康に貢献する」という不変の価値を創造し、社会に提供し続けることを目標に活動していきます。

企業文化

  • 流汗悟道

    単なる知識だけではなく、自らが汗を流し実践して感じることの中に本質がある

  • 実証

    物事を成し遂げ完結すること自己実現そして真理に達する

  • 創造性

    真似をせず、大塚にしかできないことを追求する

企業文化を象徴するモニュメント

大塚グループをユニークな企業にするため、1988年3月にグループ発祥の地である徳島に、社員の研修施設として「能力開発研究所」を設立しました。この施設の敷地内には3つのモニュメントが設置されており、学びに訪れた社員に先入観を打ち破り、発想を転換することの大切さを問いかけるとともに、創造性にあふれる会社であり続けよう、という大塚のメッセージを伝えています。

  • 水に浮かぶ石

    研究所の正面にある噴水に、多くの黒い大きな石が噴水によって水面から浮かび上がっています。中には垂れ下がるように曲がった石もあります。このモニュメントは、見る人の心をとらえ、発想の転換や、常識にとらわれないことの大切さを私たちに教えてくれます。

  • 曲がった巨大杉

    能力開発研究所にある多目的ホール入口には、大きく曲がった杉の上に、もう1本の杉の木が横たわり一見不安定ながら、絶妙なバランスを保ち立っています。これは、「杉は必ず直であるべき」という既成概念を払拭し、見た目に与える印象と実際がまったく別のものであるということを語りかけてくれます。

  • 巨大なトマトの木

    研究所ホールの天井は数千のトマトで覆われており、訪問者を見下ろしています。通常あるはずの土を取り除き、水気耕栽培により根を解放した結果、植物が持つ潜在能力を最大限に引き出し、年間数千個の実を付けます。「人ももう少し考えれば、まだまだ大きな可能性があるかもしれない。」このトマトの木にはそんなメッセージが込められています。

コーポレートシンボルの意味

導入目的

ビジネスのグローバル化が加速する中、大塚グループは世界の人々とのコミュニケーションを深めることを目的にコーポレートシンボルを導入しました。グループの企業理念をシンボリックに表したもので、「グローバルな視点から地域社会や自然環境との共生を図り、人々の豊かで健康な暮らしに貢献したい」との大塚グループの願いを表現しています。

シンボルの意味

「大きなO」は人々の頭上に広がる青空のイメージです。『開放感』『自由』『知性』『未来』を表すOtsuka BLUEのグラデーションで深みと広がりを持たせています。
「小さなO」はOtsuka Redを用いており、その根源となる大塚グループのエネルギーです。大きさの異なる二つの形がバランスを保ち、ソフトで親しみのあるOtsukaの文字との組み合わせで「人間の健康で幸せな空間と、それを支える大塚グループのエネルギッシュな活動」を表現しています。

発展の歩み