サステナビリティ


大塚グループは創業以来、常に未来を見つめてきました。
「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」
——世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する
という企業理念のもと、
私たちは、事業活動を通じて、
様々な社会課題の解決に貢献してきました。
中国の大塚グループ各社では、
社会への貢献と事業を一体のものとして捉え、
大塚の企業理念に基づいて企業の社会的責任を果たすことを、
持続可能な発展戦略に必要不可欠な要素であると位置づけており、
企業と社会・環境の持続的な発展につながると考えています。
健康
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中国大塚製薬の価値
1984年、中国大塚製薬は輸液用の密閉式プラスチックボトルを先駆けて導入し、当時中国国内同分野の空白を埋めました。その後、徐々に輸液用の密閉式プラスチックボトルを普及させ、中国でプラスチックアンプルの製造を実現したり、輸液パックの製造にカラー印刷を採用したりすると同時に、中国の初代のアカデミックコミッションをマーケティングモデルとする医薬情報担当者を育てました。そして、中国で初めて「安全輸液」という概念を提唱しました。中国大塚製薬は中国の輸液産業の発展を促進し、その技術が業界の発展をリードし、中国人の健康のための高品質なサービスと価値を創造しました。
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「佰肺待新」プロジェクトの展開
2019年6月27日、四川大塚製薬は中華社会救助基金会大愛清塵基金、四川省剣閣県人民病院と「佰达图®じん肺合併症COPD貧困患者支援プロジェクト」の寄贈に関する協定を締結しました。このプロジェクトは、じん肺患者に高いQOL(クオリティ・オブ・ライブ)を実現し、恩恵を受けている患者の長期的な投薬コストを削減すると同時に、じん肺への認識を高め、出稼ぎ農村労働者のじん肺の予防と治療への理解向上を目的としています。四川大塚製薬は、約2万本の佰达图®舒稳乐®ドライパウダー吸入式気管支拡張剤を寄贈しました。
中華社会救助基金会
「公益同行パートナー」の感謝トロフィーを授与されました
このページは医学・薬学の専門家の閲覧を想定して作られたもので、掲載されている医薬品情報はいかなる形式においても医師のアドバイスになりません。
環境保護
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浙江大塚製薬臨安工場は再生水をリサイクルし、経営効率を高めるとともに効果的な環境保護を目指しています。2015年、『汚水総合排放基準』(GB8978‐1996)の一級基準に達しました。
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2016年、天津大塚飲料は先進的な生産設備を導入し、年間生産能力を向上させ、工程技術・生産環境などのアップグレードを実現しました。ブロー成形機の廃熱ガス排出口にVOCsフィルターを加え、活性炭素吸着と光酸による吸収を通じて、プリフォーム加熱プロセスで生成される揮発性有機気体(VOCs、ベンゼン、トルエンおよびキシレン、非メタン系炭化水素など)の有害成分を除去することに成功しました。
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大塚慎昌(広東)飲料は、環境保護の面で社会に貢献することに努めています。2016年には、天然ガスを燃料としたボイラーを導入し、大気汚染物質の排出量を大幅に削減しました。それと同時に、水処理システムを改造し、廃水量を約30%削減しました。2023年に、天然ガスボイラーを再アップグレードし、ボイラーを超低窒素ボイラーに交換し、燃焼後の窒素酸化物は交換前の136mg/m³から21mg/m³に低減し、排出量を85%低減し、省エネと汚染物質の排出削減に著しい効果をもたらしました。一年あたりの化学品使用量が16トン減少し、約20万元の費用の節約を実現しました。また、一年あたりの天然ガスの燃料使用量も8万M³減少し、年間約30万元の費用を節約し、思わしい経済効果を生み出しました。
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2018年6月、南京大塚泰邦は「クリーン生産企業」の専門家評価と環境保護局の審査に合格し、省エネと汚染物質の排出削減に貢献することで、南京経済技術開発区環境保護局に表彰・報奨されました。
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広東大塚製薬は「省エネ、汚染物質の排出削減、増産」の目標を明確にし、一連のエネルギー削減とクリーン生産に関わる施策を実施しました。同社は2021年11月、広東省工業・情報化部より「広東省クリーン生産企業」を授与され、同年度にISO14001環境マネジメントシステム認証を取得しました。2022年6月には、「2022年順徳区グリーン低炭素省エネ模範プロジェクトトップ10」を受賞しました。低炭素省エネ重点プロジェクトのひとつである太陽光発電プロジェクトが完成すると、年間発電量は約135万KWhとなり、年間CO2排出量を約1100トン減らすことができます。熱回収プロジェクトは年間約12万立方メートルの天然ガスを節約し、水を約4500立方メートル節約することができます。
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2016年から、天津大塚飲料は先端設備を導入することにより、製品の年間生産能力を向上させ、生産技術・治具・生産環境などの面でのアップグレードを実現しました。2024年には、工場の屋上に敷設された太陽光パネルは6,300㎡まで増やされ、見学通路に設置された太陽光発電スクリーンにより、環境にやさしい発電の動態情報をリアルタイムで工場見学者に披露しています。太陽光パネルによる年間発電量は約119万kWで、CO2排出量は約882トン削減します。2023年には、ポカリスエット(粉末タイプ)の内包装袋、中箱、段ボール箱を革新することで、粉末タイプの内包装袋約28.8万㎡、中箱とダンボール箱約6.6万㎡を節約することができました。同年、工場は排水処理システムの改善により、排水データをリアルタイムでモニタリングし、それを共有することができました。また、雨水・汚水などの排水口や排管を改造、工場内の街路灯をソーラーライトに切り替えるなどの取り組みを通じて、水・電気・ガスの使用量を削減し、ISO14001認証を取得しました。
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2021年から、天津大塚飲料営業部は積極的にダンボール箱や空き瓶のリサイクル活動を展開しています。工場など各部署の協力のもと、2024年までにダンボール箱約27万個、空き瓶約4.4万本が回収されました。それらを売却で得た収益(6.5万元)は中国緑化基金会に寄付、基金会の公益プロジェクト「幸福の家-世外桃園計画」及び「幸福の家-希望の木を植える」を通じて、桃の木1,524本及びクコの苗1,278本を植えました。今後も、天津大塚飲料は、大塚グループと中国が掲げる持続可能な開発目標に応え、環境問題の改善に社会的責任を果たすとともに、中国の国家貧困脱却プロジェクトにも、微力ながら尽力してまいります。
教育
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2007年から2023年までにマイクロポート®は山東省と貴州省の2ヶ所でマイクロポート®希望小学校を建設し、これまでに何千人の子供たちの就学を支援してきました。
そして、同社は数回にわたり、一部優秀な生徒を上海での「走出大山、看世界(ふるさとから出て、世界を知る)」イベントに招待し、子供たちに視野を広げ、最新のテクノロジーを身近に感じてもらえるような活動を行っています。また、優秀な教師と生徒には助成金を提供し、生徒の継続的なフォローアップを行い、大学に合格した生徒を対象に奨学金を授与しました。マイクロポート®と従業員たちは生徒たちに、人生の目標を設定することや勉学に励むこと、奮起し、自立することの大切さ、そして知識は運命を変えられるということを伝えてきました。引き続き、国家と社会に貢献する有能な人材へと成長していけるよう支援してまいります。 -
2017年、大塚(中国)投資、大塚(上海)薬物研究開発、浙江大塚製薬は共同で、チベットガツェ市人民病院の「上海医学図書館」へ医学関連書籍を寄贈しました。
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2013年1月1日から、大塚慎昌(広東)飲料は一般消費者向けの工場見学活動をスタートし、見学者に水分補給についての豆知識、熱中症予防、風邪予防、食品安全、微生物の基礎知識、人体の水分補給などを紹介してきました。2020年末までに、延べ約9万人が見学に訪れています。
また、2015年5月に工場は広東省江門市新会平山小学校の「徳育実践基地」に選定され、2018年12月に江門市食品医薬監督管理局および江門科学技術協会による「江門市科学教育基地」の称号を授与されました。 -
2016年、天津大塚飲料は天津濱海新区の小中を対象とした第一回目の社会産業における「実践教室」教育基地のひとつに選定されました。2016年までに、この教育基地では延べ約5万人の生徒を受け入れており、生徒たちの全面的で健全な成長を効果的に促進し、生徒たちの視野を広げ、知識を増やしてもらえるよう支援しています。
慈善寄付
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貧困支援
2014年9月、浙江大塚製薬は臨安市赤十字会を通じて「錦南大塚関愛基金」を設立し、生活困窮学生に卒業までの就学支援金を支給しています。その後、2015年9月に浙江大塚製薬は二つ目の基金「藍盾大塚博愛基金」を設立し、病気で貧困に陥った臨安市内の家庭への支援として10万元を寄付すると同時に、錦南大塚博愛資金にも10万元を寄付しました。
2016年11月16日、張家港大塚化学は貧困支援、学業支援、障害者支援、高齢者支援など様々な活動のために、張家港市慈善総会および張家港市慈善基金会に5万元を寄付しました。
2021年12月7日、張家港大塚化学は張家港慈善総会に2.5万元を寄付しました。2019年、大塚慎昌(広東)飲料は広東省惠州市博羅県団委および博羅県ボランティア協会が主催する「夢をかなえる」秋のふれあい学業支援イベントに参加しました。イベントは合計6回行われ、支援を受けた学生は計120人に達しました。同社は貧困学生を慰問するため、協会と共に現地の小学校を訪問し、60ケースのポカリスエットドリンクを寄贈し、さらに学生や保護者を対象に、ヘルスケアに関わる知識を紹介しました。
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チャリティーセール
2014年9月12日、ポカリスエットはユニセフ(国連連合児童基金)のチャリティーオークションに協賛し、イベントでの売上金の全額をユニセフに寄付しました。
2017年より、上海大塚食品は地元の貧困救済活動を支援し、梅陇鎮慈善基金会の呼びかけに応じて長年にわたり寄付を行ってまいりました。
2017年9月29日、広東大塚製薬は容桂地区のボランティアと共に「公益慈善」というチャリティオークションを行い、積極的に社会的責任を果たし、社会に貢献しました。
災害への支援
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2008年 四川省汶川大震災
5月12日14時28分、四川省で「汶川大地震」が発生しました。これは中華人民共和国建国以来、最も破壊的で、最も影響範囲が広く、最も災害損失が大きく、救助が最も困難な地震でした。中国における大塚グループの各企業は多くの緊急援助物資を災害地域に送り、その総額は256万元に達しました。その中でも、震源地に位置する四川大塚製薬は、約20万元相当のレボフロキサシン塩酸塩カプセル剤を寄贈しました。
そして、大塚グループは被災した四川大塚製薬の従業員およびご家族に対しても寄付を行いました。四川大塚製薬の慰問団は、大塚グループの各企業と従業員個人の思いやりを届けるために被災地に入り、被災地に住む一部従業員のご家族を訪れ、大塚という大家族のぬくもりをお届けしました。四川大塚製薬の被災された従業員およびご家族のために寄付を行った組織および個人には、大塚(中国)投資、中国大塚製薬、四川大塚製薬、大塚製薬名古屋支店(14人)、大塚製薬生産技術部(11人)、元四川大塚製薬駐在員(8人)が含まれていました。 -
2010年 青海玉樹震災
4月14日午前7時49分、青海省玉樹県でマグニチュード7.1 の地震が発生しました。家屋の大規模な倒壊、道路の損壊、土砂崩れなどの被害が発生し、数千人が犠牲となりました。大塚グループでは玉樹県の被災された人々に心を寄せ、この危機に支援の手を差し伸べるべく、被災地に医薬品や義援金を寄贈しました。
大塚製薬工場は、蘇州大塚製薬を経由し、抗生剤キットのCEZ 注(5 千袋)を被災地に寄贈しました。
大塚(中国)投資は、中国赤十字会総会を通じて被災地に10 万元を寄付しました。
大塚慎昌(広東)飲料は、ポカリスエット1,000 ケースを寄贈しました。
四川大塚製薬の従業員は2万元を寄付しました。
大塚(上海)薬物研究開発の従業員は、上海赤十字社に寄付をしました。 -
2010年 貴州省干ばつ災害
大塚慎昌(広東)飲料は、貴州省の干ばつ災害のために募金活動を行い、総額12万元相当のポカリスエットドリンクを寄贈しました。
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2011年 東日本大震災
中国大塚製薬は、天津赤十字社を通じて日本の被災地に20万元を寄付し、天津赤十字社は中国大塚製薬に名誉証書と博愛賞のトロフィーを贈呈しました。四川大塚製薬は、楽山市赤十字社に5,000元を寄付しました。
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8・12天津濱海新区爆発事故
中国大塚製薬は、傷者の治療を担う病院に約80万元相当の薬品を寄贈しました。天津大塚飲料は、ポカリスエット1,000ケースを寄贈し、消防士の救助活動を支援しました。
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2019年 四川省宜賓地震
蘇州大塚製薬は、災害地域に自社製造のセファゾリンNa/塩化ナトリウム注射液を寄贈しました。
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2022年 四川省泸定M6.8地震
蘇州大塚製薬は、甘孜藏族自治州泸定県の被災状況に注目し、積極的に甘孜藏族自治州慈善総会と連携を取り、被災地で抗生物質注射剤が不足していること、また負傷者の多くは外傷であることを把握したうえで、セファゾリンNa/塩化ナトリウム注射液-ダブルバッグ1500袋を寄贈しました。地元病院の医療スタッフが薬品を正しく使用できるよう、同社の運営部門のスタッフが被災地へ向かい、医療スタッフに薬品の使用方法、用法・用量、注意事項を説明するなどのトレーニングを行い、寄贈された薬品を一刻も早く被災地の患者の治療に使用できるよう支援を行いました。
新型コロナウイルス感染症に伴う支援
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新型コロナウイルスの流行と闘う、大塚は活躍中
2020年年始、COVID-19パンデミックが起き、硝煙のない新型ウイルス感染症との戦いが始まりました。短期間に大勢の患者が病院に殺到することによる資源不足などの危機的な状況の中、中国における大塚グループ各社は真っ先にこれに応え、積極的に義援金や物資を提供し、着実に社会的責任を果たそうと、新型コロナウィルスとの闘いに打ち勝てるよう全力で支援を行いました。
大塚(中国)投資は武昌市慈善総会および天津赤十字社を通じて、コロナウイルスと最前線で戦う医療スタッフに11,920ケースのポカリスエットを寄贈しました。天津大塚飲料は、武漢、北京、天津、青島などの病院および感染症対策機関に3万ケースのポカリスエットを寄贈しました。大塚慎昌(広東)飲料は、病院に500mlボトル入りのポカリスエットを1,100ケースとポカリスエットパウダを200ケース寄贈しました。中国大塚製薬は国に重要物資備蓄事業者として選定され、208,000本のアンプル注射液(10%塩化カリウム注射液、0.9%塩化ナトリウム注射液、50%ブドウ注射液)を湖北省に緊急運送し、湖北省慈善総会に寄贈し、コロナ対策の最前線を支援しました。また、同社は天津市赤十字社と安徽省赤十字社にそれぞれ200ケースの経腸栄養剤ハイネゼリーを寄贈しました。
蘇州大塚製薬は、武漢市で最初の新型コロナウイルス感染症指定医療機関である武漢市金銀潭医院に約10万元相当の抗生剤キット製剤(国産CEZ注)を寄贈しました。
広東大塚製薬は順德医院に消毒用のタブレット750本、除菌消毒液119本、75%アルコール450本を含む5万元相当の消毒薬を寄贈しました。
浙江大塚製薬は杭州市臨安区錦南街道の赤十字社に100万元を寄付し、四川大塚製薬は楽山市赤十字社に50万元を寄付し、上海大塚食品は上海市閔行区赤十字社に10万元を寄付しました。